3/23(土) 吉成伸幸&佐藤英輔トークライブVOL.5 <San Francisco Revisited> 50年のもの時間を巻き戻し、サンフランシスコの気風と音楽を再考する。ゲスト:アンジェロ

不定期で開催している吉成さん佐藤英輔さんコンビのトークシリーズ。今回はアンジェロさんをゲストに迎え、吉成さんアンジェロさんが過ごした当時のサンフランシスコを振り返りながらその時代の音楽を再考します。

<San Francisco Revisited>
50年のもの時間を巻き戻し、サンフランシスコの気風と音楽を再考する。吉成伸幸 x アンジェロ (聞き手:佐藤英輔)

日時:2024年3月23日(土)18:30開場/ 19:00開演(21:30終了予定)
入場料:1800円+別途ドリンクオーダー 

予約:https://sf-revisited-20240323-lipo.peatix.com

カリフォルニア州のサンフランシスコ。米国西海岸の彼の地はかつてヒッピー/フラワー・ムーヴメントの興隆とともに米国きってのカウンター・カルチャーの発信地となり、常識や因習に背を向けたい若者たちを向かわせた街だった。そして、1960年代中期から1970年代にかけてサンフランシスからはサイケデリックかつ自由闊達なロック・バンドがいろいろと送り出された。まさにサンフランシスコは、アメリカの自主を著すアイコンのような土地であった。
ヘイト・アシュベリー。ビル・グレアム/フィルモア。ローレンス・ファーリンゲッティ/ザ・シティ・ライツ書店、LGBTQを推進するレインボウ・フラッグ……。はたして、サンフランシスコの文化、気風とはなんであったのか? そして、それを下敷きとする音楽の魅力とは一体どういうものであったのだろう。
げんざい多大な凋落が喧伝されているサンフランシスコだが、アメリカの風通しの良い創造性を体現したかつてのサンフランシスコの意義が色褪せるわけではない。世界の若者文化をリードした同地の充実期に居住した吉成伸幸とアンジェロがサンフランシスコの文化や風俗のリアル、そしてそこら生まれた音楽の素晴らしさを語る。もちろん、当日はお二人がお気に入りのサンフランシスコ発の楽曲をいろいろご用意。それら全てを紹介するのは不可能なため事前に楽曲リストを配布しますので、リクエストにもお応えできます。

SFアートスクールの屋上にて、写真家アニー・リーボヴィッツとNOBUこと吉成伸幸

*アーティスト/楽曲の候補
▶️Nobu
*Isrealites / Desmond Dekker *Easy to be Hard / Three Dog Night *Good Morning Little School Girl / Taj Mahal *Waiting / Santana *I’ll be Long Gone / Boz Scaggs *Baby’s Calling Me Home / Steve Miller Band *Hot Fun In The Summertime / Sly & The Family Stone *South Side Strut / Jerry Garcia & Howard Wales *Down To The Bone / Cold Blood *St.Stephen / Grateful Dead *Volunteers / Jefferson Airplane *Shady Grove / Quicksilver Messenger Service *The Skunk, The Goose, And The Fly / Tower of Power *1982-A / Sons of Champlin / Sons of Champlin

▶️Angelo
*We Were Always Sweethearts / Box Scaggs +I Am A Child / Buffalo Springfield *And It Stoned Me / Van Morrison *Song For Juli / Jesse Colin Young *Get Together / Youngbloods *Twisted / Lambert Hendricks & Ross *Feel Your Groove / Ben Sidran *Baby Won’t You Come Out Tonight / Tim Davis *Yes We Can Can / The Pointer Sisters *House of Blue Lights / Asleep At The Wheel *Beat me Daddy Eight to the Bar / Commander Cody & His Lost Planet Airmen *Walkin’ One and Only / Dan Hicks & The Hot Licks *Night Time Is The Right Time / Mance Lipscomb *Walkin’ Blues / Paul Butterfield Blues Band

プロフィール

+吉成伸幸
立教大学在学中に休学届を提出し、1969年6月1日、羽田発のJAL便でサンフランシスコに到着。カリフォルニア州立サンフランシスコ大学への編入が認められ、同大学構内の英語学校ALI(American Language Institute)での準備期間を経て9月には2年生(ソフォモア)に。当初は大学教授の家に居候したが、3か月後にはキャンパス内の学生寮に移る。以来、折に触れての一時帰国をはさみ、1972年7月10日に帰国するまで、3年間の学生生活を送る。大学での専攻はCreative Arts学部のBroadcasting学科。ラジオ/TVにおける実践的な授業ではスタジオでの様々な役割も体験。結果として、目指していたアメリカでの放送関係(特にラジオ)の仕事に就くことは法律的に不可能と知り、断念して帰国する。帰国後はシンコーミュージックの音楽雑誌であるミュージック・ライフ編集部に在籍するもすぐに退社し、フリーランスを経て音楽出版社やレコード会社などに勤務。その間、雑誌やラジオ、テレビの仕事もこなしつつ、音楽評論家としても活動を続ける。

+アンジェロ (鈴木信晴)
1948年生まれ。横浜山手セントジョセフ・インターナショナルスクール、上智大学国際学部を経て、獨協大学に編入。1973~74年にアメリカ、主にカリフォルニア州バークレー市に滞在する。UCバークレー校のキャンパス近くに住み、The Keystoneを始めとするライブハウスで数多くのBay Areaバンドを観る。1974年には、CSN &Y, The Band, Joe Walsh、 Jesse Colin Youngなどが参加したビル・グレアムの企画した“Day on the Green”も体験。フリー・ジャーナリストとしてアーフーリー・レコード社長クリス・ストラクウィッツ、ヴォーカリーズのグループであるランバート・ヘンドリックス&ロスのジョン・ヘンドリックス、ザ・ポインター・シスターズ等にもインタビューしている。帰国後、今度はネパールへ。滞在中カトマンズ市内にて「ロックカフェ」を開業し世界各国からの音楽ファンに好評を博した。その後日本に戻り、主に英国からの商品を輸入する商社に勤務。76~77年バイヤーとしてロンドンに駐在し、美術品、骨董品、英国車等を買付けした。77年には父親が経営する会社に入社。1981年、横濱元町霧笛楼を開業。飲食部門に加え、製菓部門も展開した。2021年退社。

+聞き手:佐藤英輔
音楽評論家。1958年生まれ、米国居住歴なし。NYやLAには何度も行っているが、サンフランシスコには1989年に行っただけ。とはいえ、同地にどこか甘酸っぱい思いを抱ける最後の世代か? サンフランシスコに行った際にはケーブル・カーに乗ったり、アルカトラス島に行ったりと一般的な観光をしつつ、ヘイト・アシュベリーにはまず行き、またBART (ベイエリア高速鉄道)に乗りオークランドの空気を吸った際には心の中で拳を握る。サンフランシスコの音楽と言うとまず思い浮かべるのは、スライ&ザ・ファミリー・ストーン。少年期はロックしか聞いておらず、スライはロックとして愛聴した。また、1970年代中期というとすぐにデイヴィッド・ルビンソン制作物を思い出す。

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