ChicagoとTokyoのフリーミュージックシーンを繋ぐ、新たな邂逅と連動。音楽と映像、伝統とアヴァンギャルド、日本とアメリカの多角的ベクトルが交錯する一夜。
出演:
タツ青木 (contrabass,三味線, movies)
シマジマサヒコ (electric bass, electronics)
Marcos Fernandes (percussion)
田中悠美子(三味線, E.大正琴)
2023.5.27(土)
渋谷 Li-Po
渋谷区渋谷3-22-11 サンクスプライムビル4F
03-6661-2200 https://li-po.jp/
18:30 open 19:00 start
charge: ¥3,000 (+drink order)
ご予約・問合せフォーム:http://li-po.jp/?page_id=5385
2023年の初め、シカゴ在住の日本人ベーシストであり、三味線、太鼓の伝統的奏者、また実験映画作家でもあるタツ青木と、同じくベーシストであり、グラフィックアーティストとしても活動するシマジマサヒコとの偶然の出会いから端を発し、青木の5月再帰国の折に合わせて企画された本公演は、渋谷における大人文化の発信基地Li-Poにて、シマジと共演歴があり、青木のバックグラウンドとも親和性のある二人のゲストミュージシャンを交えてのスペシャルなインプロビゼーションイベントとして展開します。
日本とアメリカの文化両方を深く知る、パーカッションのマルコス・フェルナンデスと、伝統的義太夫三味線の奏者でありながら、超前衛的なインプロビゼーションに取り組む田中悠美子という絶妙の組み合わせに、数多く制作されたタツ青木の実験映像をも絡めた視覚的にも実験的なセッションが行われます。
タツ青木にとっては、今回の帰国期間中唯一のインプロビゼーションライブとなり、大変貴重なタイミングでもありますので、この機会を是非お見逃しなく!
出演者プロフィール
タツ 青木(青木 達幸):
シカゴ在住の日本人ベーシスト、マルチ・インストゥルメンタリスト(三味線、太鼓)、教育者、実験映画作家。1990年代後半から2012年までシカゴ前衛ジャズの巨匠・サックス奏者、故フレッド・アンダーソンのベーシストを務め、シカゴのジャズ界におけるクリエイティブな即興奏者としての地位を築く。
アメリカで活動するアジア系アーティストの活動を促進・支援する文化イベントの指揮・演出を数多く手掛け、芸術財団「アジアン・インプロブ・アーツ・ミッドウェスト(Asian Improv aRts MidWest:AIRMW)」の創設者・芸術監督として、様々なイベントを主催。
和太鼓や三味線をフィーチャーしたアジア系ジャズを定着させるなど、シカゴにおけるアジア音楽の開拓者として精力的に活動の幅を広げている。これまでにオノ・ヨーコプロデュースによる「SKYLANDING」(2016)を含め、100枚以上の音楽アルバム、40本の映像作品を発表。
シマジマサヒコ:
ベーシストとしてRed Tubby and Calico、Roswells、Leningrad Blues Machine、JUGEMなど多数のバンドに在籍。またフリーインプロバイザーとして国内外の数多くのプレイヤーと共演するなど、長年にわたり東京のインディペンデントなライブシーンで活動し、グラフィックアーティストとしても作品を制作・発表。
インプロビゼーションの主な共演者はSamm Bennett、巻上公一、Morgan Fisher、タバタミツル、Jimanica、大谷能生、坂出雅海(ヒカシュー)、植村昌弘、ハジメタル、竹久圏、武田理沙、中村としまる、秋山徹次、植野隆司(テニスコーツ)、イトケン、その他多数。
2023年2月には完全ワンマンの宅録によるソロプロジェクト・Day4NightでEP『Into』を配信リリース。自身によるボーカルもフィーチャーしたアーバンな楽曲作品という、新たなフィールドにも挑戦している。
Marcos Fernandes:
横浜生まれ。サンディエゴで30年以上、パフォーマー、プロデューサー、キュレイターとして過ごし、現在は横浜に在住。米国、カナダ、メキシコ、ポルトガル、香港、日本の各地で、ソロのインプロバイザー、シンガーソングライター、フォノグラファーとして公演し、またパーカッショニスト、サウンドアーティストとしてさまざまなアンサンブル、ダンサー、ビジュアルアーティスト達と共演。
その作品はAccretions、Bake/Staalplaat、Circumvention、Cobra Discos、Disk Union,、Enban、Less Than TV、Pax、Pfmentum、Phonography.org、Public Eyesore、Solitary B他から60点以上発表されている。現在のプロジェクトはマルコス&ワイルド•マキネーションズ、ブルー、国際オバケ連合、タナボタ、東京フォノグラファーズ・ユニオン他。
田中悠美子:
4世野澤錦糸、竹本駒之助に師事。重要無形文化財総合認定。即興や現代音楽の演奏、バンド活動、シアターや映画音楽の作曲・演奏など。大友良英『GROUND ZERO』、ハイナー・ゲッベルス『Hashirigaki』、バジル・ツイスト『Dogugaeshi』、ソロアルバム『tayutauta』、マルチメディア作品『Yumiko Tanaka Music Performance』、『まるごと三味線の本』編著、坂本龍一監修『schola vol.14日本の伝統音楽』。東京藝術大学大学院音楽学専攻修了。
これまでに、カール・ストーン、ネッド・ローゼンバーグ、ジョン・ラッセル、アクセル・ドナー、ロジャー・ターナー、高橋悠治、坂田明、梅津和時、灰野敬二、大友良英、内橋和久、山本精一、吉沢元治、豊住芳三郎、一楽儀光など、国内外のミュージシャンと共演。
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