10/23(土) 「永田砂知子+森田潤」ライブ ~ Moiré 干渉縞

日本の造形作家・斉藤鉄平によって作られた鉄のスリット・ドラム「波紋音(はもん)」を駆使する永田砂知子は、クラシック出身でありながらフリー・ミュージックの先端で活動を続けて来た。かたや、ブラック・ボックス化したフォーディズム的電子楽器から、あらゆるパラメーターを外部に開放した装置「モジューラー・シンセ」を操る森田潤は、ポピュラー・ミュージック/DJ出身。世代も文化的背景も異なる両者による自在の音響と音楽史の読解を巡った思索の干渉縞が、モダン・コンテンポラリー・ミュージックの展望を開くだろう。

「永田砂知子+森田潤」ライブ ~ Moiré 干渉縞
出演:永田砂知子(波紋音、e・hamon) / 森田潤(modular synth)
日時:10月23日(土)16:30 開場 / 17:00 開演 (19:00 終演予定、途中休憩あり。20:00 閉店)
ライブ参加費:3000 円+オーダー別途
定員: 20 名(予約制)※コロナ感染症対策のため通常の1/2 の定員での開催となります。

予約・お問合せ  http://li-po.jp/?page_id=5385

永田砂知子 Nagata Sachiko  打楽器奏者 即興演奏家
東京藝術大学打楽器科卒業 即興ベーシストの吉沢元治との出会いがきっかけで、90年代よりボーダレスな世界で活動を始める。93年Derek BAILEY「COMPAGNY」、94年John Zone「COBRA」、98年Butch MORRIS「CONDUCTION」全米ツアーなど、様々なセッションに参加。97年に斉藤鉄平・創作が水琴窟にインスピレーションを受け創作した鉄のスリットドラム「波紋音(はもん)」と出会い、以後「波紋音」だけで独自の世界を追及し、国内外で活動する。一方、シタールのヨシダ・ダイキチ氏によるハンドメイドの装置によりe・hamonで新たな音響世界を追及するようになる。ヨシダ・ダイキチ氏のe・シタールとe・hamonでユニット「BOTARI COTARI」結成。都内のライブハウス「月見ル君オモフ」や加賀・能登などで演奏する。こういった演奏活動のほかに、大阪万博・鉄鋼館ディレクター武満徹によって招聘されたバシェが万博に残した音響彫刻の存在を広めるための活動もしている。2015年東京国立近代美術館、2018年、2020年、川崎市岡本太郎美術館でコンサートなどのイベント企画担当。2015年バシェ協会設立。会長を務める。
http://www.nagatasachiko.com   https://baschet.jp.net/

森田潤 Jun Morita
DJとしてワールド・ミュージック、ジャズ、エレクトリック・サウンドに幅広くコミット。同時にモジュラー・シンセの自動演奏に即興を組み合わせたパフォーマンスでライブ活動中。EP-4佐藤薫のφononよりソロ作品『L’arte Dei Rumori Di Morte』、『Sonus Non Capax Infiniti』、モジュラー・シンセ集成のV/A『Mutually Exclusive Music』、『Mutually Exclusive Music2: Cohesion and Coupling of Modules』、女性ヴォーカルをプロデュースした『Madam Anonimo/ il salone di Anonimo』を発売。21年は芥正彦プロデュースによる24時間演奏番組『MORITA SYNTHESIS 24HRS』が話題に。また、レア・ヴァイナル復刻のマスタリング・エンジニアとして『パームワイン・ミュージック・オヴ・ガーナ』、『シャンソン拾遺集』がベストセラー。宇川直宏とのユニットGRAVESTYLE、山崎春美のTACOにも参加中。バンド編成のOmega f2;kはポニーキャニオン、ベルギーのOff recordsから発売。https://skatingpears.com/sp4non https://wineanddine.thebase.in

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