6/24(日) シブレキ!渋谷文化事件調査委員会  第6回 : なぜ渋谷で「文学」は生まれないのか? 〜物語不在の街を巡る本と本屋の物語

援交女子高生の生態を描き庵野秀明が映画化した村上龍 『ラブ&ポップ』、「J文学」を象徴する作品と言われる 阿部和重 『インディヴィジュアル・プロジェクション』、「ケータイ小説」ブームの発端となったYoshi『Deep Love』など、渋谷を舞台に描かれた作品は多々あれど、しかし、音楽や映画やファションなどを中心に1970年代以降最先端のカルチャー発信地として常にクローズアップされ続けてきたこの街の注目度に比べ、「文学」というジャンルにおいてはなんとなく影が薄いのでは・・・?
かつて竹久夢二、奥野健男、内田康夫といった巨匠たちが居を構えた渋谷という街と文学が、どんな関係を築き何を生み出してきたのか?渋谷の街で人々は本とどう向き合ってきたのか? なぜ渋谷では物語が生まれにくいのか?
本と都市カルチャーに造詣の深い二人をお招きし、渋谷にまつわる作品から渋谷の書店の変遷など、縦横無尽に語り尽く していただきます! 永江さん速水さんは今回が初顔合わせ。ご期待ください!


(cover photo : © chensiyuan)

イベント開催概要

2018年6月24日(日)14:00〜16:30(開場13:30)
渋谷Li-Po 東京都渋谷区渋谷3-22-11 4F-A http://li-po.jp
会費 : 予約:2000円+オーダー(当日:2500円+オーダー) ※定員30名・要予約
予約・お問合せ info@li-po.jp Li-Po 03-6661-2200(平日18:00〜24:00)

出演者プロフィール

●永江朗(ながえあきら)

1958年生まれ。北海道旭川市出身。法政大学文学部哲学科卒。書籍輸入販売会社のニューアート 西武(アールヴィヴァン)を経て、フリーの編集者兼ライターに。90~93年、「宝島」「別冊宝島」 編集部に在籍。その後はライター専業に。著書に『菊地君の本屋 ヴィレッジヴァンガード物語』 『ブンガクだJ! 不良のための小説案内』『インタビュー術!』『批評の事情』『本を読むという こと』『広辞苑の中の掘り出し日本語』『本について授業をはじめます』『「本が売れない」と いうけれど』『51歳からの読書術』『ときどき、京都人。東京⇔京都 二都の生活』ほか。監修 に『日本の時代をつくった本』。HBCラジオ「ナルミッツ!!! 永江朗ニューブックワールド」、 NHK第一「ラジオ深夜便 やっぱり本が好き」に出演中。
●速水健朗(はやみずけんろう)

1973年生まれ。石川県出身。ライター、編集者。コンピューター誌の編集を経て現在フリーラン スとして活動中。専門分野は、メディア論、都市論、ショッピングモール研究、団地研究など。著 書に『タイアップの歌謡史』『自分探しが止まらない』『ケータイ小説的。 “再ヤンキー化”時代 の少女たち』『ラーメンと愛国』『都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーショ ンの時代』『1995年』『フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人』『東京β 更新され続 ける都市の物語』『東京どこに住む? 住所格差と人生格差』、共著に『バンド臨終図巻』『団地 団 ベランダから見渡す映画論』『すべてのニュースは賞味期限切れである』『大人のSMAP論』 など。TOKYO FM「クロノス」にMCとして出演中。

「シブレキ〜渋谷文化事件調査委員会 」とは

人はなぜ渋谷を目指すのか? 連日国内外からの来訪者で賑わう渋谷スクランブル交差点。
交差点から放射状に広がる渋谷の街、その先の「カルチャーな」世界。お洒落、楽しい、面白い、だけじゃない渋谷についてその道の達人に語っていただき、まだまだ知らない渋谷の魅力に迫るトー クイベント。

(開催実績)

第1回:カウンターカルチャーからサブカルチャーの時代へ(2017.7.1 )
・トークゲスト: 榎本了壱(クリエイティブ・ディレクター、プロデューサー) ・聞き手: しりあがり寿(漫画家)・MC: 辛酸なめ子(漫画家、コラムニスト)

第2回:シネマライズが牽引した、渋谷ミニシアターカルチャーとは? (2017.10.28)
・トークゲスト: 頼 光裕(シネマライズ代表) ・聞き手: 後藤繁雄(編集者/クリエイティブディレクター/京都造形芸術大学教授)

第3回: 雑貨からzakkaへ 渋谷ファイヤー通りのカオス、文化屋雑貨店 (2017.12.16)
・トークゲスト: 長谷川義太郎(文化屋雑貨店 店主) /横森美奈子(ファッションデザイナー)

第4回: 公園通り、道玄坂、宮益坂…坂と川、谷の街から生まれた都市型ポップ・ミュージックとは?(2018.2.3)
・トークゲスト: 牧村憲一(音楽プロデューサー)・聞き手: 宮沢章夫(劇作家・演出家・小説家・劇団「遊園地再生事業団」主宰)

第5回:: 時空の交差するスクランブル、渋谷の神様1000年のヒストリア(2018.4.7)
・トークゲスト: ・ゲスト: 田所 克敏(金王八幡宮 /神主)
・聞き手: 勝 桂子(行政書士/『心が軽くなる仏教とのつきあいかた』著者

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